第23番 寳珠山萬福寺
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第23番 寳珠山萬福寺

場所 旭町
本尊 薬師如来
   萬福寺 南側より
四国札所 薬王寺 薬師如来
御詠歌 みなひとの やみぬるとしの やくおうじ るりのくすりを あたえましませ本尊 薬師如来

沿革・縁日
 寛永十一年(一六三四)開創。元の所在は竹の久保町で今の淵神社である。伝説によれば、ここは元神宮寺の支院であった所で、寺はふもとなる海岸にあって、そこには弁財天の祠を設け、山頂には虚空藏菩薩と玄武神とを祀り之を妙見と云った。
これが山の名の起こりであり、後に寳珠山といった。この峰が茂り鮮やかでその形が寳珠に似ていたからであると云う、意味のことが長崎圖史に書いてある。この地は古寺の跡であったが、正保四年に至り延命寺の開基龍宣が一寺をここに設け寳珠山萬福寺と称して古に復した。以後、十一代にわたる住職が、明治四年(一八七一)の神仏混淆の禁止に至るまで護ってきたが、当時の政府施策により淵神社となった。不動明王
 当寺はもと真言宗稲佐教会と称し寺町延命寺の別院として、大正十三年(一九二四)延命寺第二十一世茂里舜龍が建立。以後、延命寺の兼帯であったが平成十七年(二〇〇五)に正住職寺院となり独立し、それを機に神仏混淆の禁止で、その名が埋もれていた寳珠山萬福寺を一三〇余年ぶりに再興改称した。長崎港、浦上川を境に西側の地区では唯一の真言寺院である。現在の堂宇は平成二十一年(二〇〇九)に建立。

一月七日    午前十一時 不動護摩新年祈祷会
二月三日    午後 七時 節分会(豆まき、お接待)
三月春分の日  午前十一時 彼岸会
四月二十一日  午前十一時 弘法大師正御影供
九月秋分の日  午前十一時 彼岸会
十二月七日  午前十一時 土砂加持法会

毎月  七日  午前十一時 不動護摩会
  二十一日  午前十一時 大師報恩日弘法大師霊安堂本尊 地蔵菩薩